凍結精液の輸入のその後 〜 馬パラチフス

最後の記事を書いて早数年。

その後どうなったかというと。

まずは時計を2022年に戻そう。

牧場の窓口になってくれたのはルーシーという女性だった。

とても親切に親身に対応してくれたのだけれど、ある日ショックな連絡が。

「残念なお知らせです。馬パラチフス (Salmonella Abortusequi) が不合格でした。この検査をパスしないと、輸出することが出来ません。

『…残念すぎる、そこをどうにか!』と頼んでみたが、

ごめんなさい。同等の馬は他にもいると思う。フランス最大手の会社を紹介します。そこに聞けば、きっと良い馬を紹介してくれるはず。」

とのこと。

ルーシーはごめんね、とは言ってくれたが、どうにも出来ないらしい。

…撃沈。

もう秋だし…

凍結精液輸入は仕切り直しになってしまった。

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